移植と芝生植栽@大阪市


大阪市の現場です。

中庭の植木の移植と掘り取り、そして芝生の植栽のご依頼を頂きました。

下町の雰囲気がある街中のお庭で、個人経営の商店街なんかもある、懐かしい感じの街でした。



移植するのはツバキの木、毎年花が沢山咲いて綺麗だとの事で、中庭の真ん中に植えられていたのをフェンス側へと移植します。
植木の移植は人間で言えば大手術をするようなもの。
大地に根ざしている根を移植可能なくらい(人が運べるように)掘り取って行きます。

本当は根っこをそのまま切らずに掘ってあげることが出来れば、木の負担も少なく済むのですが、現実はそうもいきません。
木の生命線である「根っこ」は木の本体でもあります。
地上の部分も大切ですが、根っこは幹や枝はよりも大切だと考えています。
出来るだけ負担の少ないように細根を付けて慎重に手掘りをしますが、地中深くや大きく横張りしている根は切って行きます。
お家の方も「手間のかかる事ですね」と仰っていました。


枝葉を剪定して、フェンス側へと移植しました。

そして今度は芝生の植栽の準備です。
土はまあまあの粘土土。近くに川も流れていますし、粘土質なのも納得します。水はけはあまり良くなさそうでした。
同じ場所に生えているモチノキを剪定した枝葉を少し混ぜながら整地し、ツバキが植わっていた場所には太めの枝を入れて、元のツバキの根っこがあったような状態にします。
敷地の真ん中に、枝で雨が浸透しやすいように配慮をしました。
真っ平らではなく、カマボコ型の地形にして、表面の排水にも考慮します。



塀際や壁際は少し溝を作って、そこからも雨が浸透しやすいようにしておきます。
ツバキは根を半分くらい地上に出した感じで浅植えにします。
そうすると根の呼吸がしやすくなり、こういう粘土質のコンクリートで囲まれた環境では木の負担も軽くなります。
根が暴れにくくなるので、枝の伸びも抑制できて細根も発達しやすくなります。



パーク堆肥と籾殻くん炭を入れて鍬で混ぜ込み整地します。
くん炭は多気孔で微生物の良い住処になり、形状も変わらないのでパーライトなどの土壌改良材の代わりにもなります。
微生物の力を借りられるので、よく使う資材です。

芝生は姫高麗芝を植栽しました。
高麗芝よりも葉が柔らかく、手触りや足触りも良いです。

モチノキの根占に鉢植えのアジサイを直に植え直して、いい感じに。

水やりの事や、移植による「傷み」の事などを説明させていただいて、作業を終えました。

日当たりも良いので、ここでテーブルかレジャーシートなどを広げてお茶やお食事などされても良いと思います。

色々楽しみですね。
ありがとうございました。





It is a site of Osaka City.

We received a request for transplanting and digging garden plants in the courtyard, and planting lawns.

It was a garden in the downtown area with the atmosphere of downtown, and a town with a nostalgic feeling, such as a privately owned shopping street.


It is a camellia tree to transplant, and a lot of flowers bloom every year and it is beautiful, and it transplants to the fence side what was planted in the middle of the courtyard.
Transplanting a plant is like a major operation in human terms.
We dig out the roots that are rooted in the earth so that they can be transplanted (as people can carry them).

Actually, if it is possible to dig the root without cutting it, the burden on trees will be less, but in reality it does not.
The "root" that is the lifeline of trees is also the body of trees.
The ground part is also important, but I think that roots and branches are more important than roots.
I carefully dig in the roots as thin as possible without burdening as much as possible, but I will cut the deep and large horizontal roots.
The house also said, "It takes time and effort."


We pruned branches and transplanted to the fence side.

And this time is preparation of the planting of the lawn.
The soil is so-so clay soil. The river also flows nearby and I am convinced that it is clayish. The drainage seemed not to be very good.
Mix the leaves and leaves of prunus mochi grown in the same place a little while mixing them, place a thick branch where the camellia was planted, and make the root of the original camellia.
In the middle of the site, we took care to make it easy for rain to penetrate in the branches.
It is not flat and has a cobble-shaped topography, and it also considers drainage of the surface.


I make a ditch a little on the edge and the wall so that rain can easily penetrate from there.
The camellia planted the roots in a shallow planting with about half of the ground.
This will make it easier for the roots to breathe, and the burden on trees will be reduced in environments surrounded by such clay-like concrete.
As the roots are less likely to go wild, the growth of branches can be suppressed and the fine roots will also be easier to develop.

Put in the park compost and rice husk charcoal and mix it with a bale and prepare.
Coal charcoal is a multi-porous, well-dwelling place for microorganisms, and its shape does not change, so it is also a substitute for soil conditioners such as perlite.
Because we can borrow the power of microorganisms, it is a commonly used material.

The lawn planted Himetaka Reishi.
The leaves are softer than Takareishi, and the feel and feel are also good.

I replanted the potted hydrangea directly to the root of the persimmon, and it felt good.

I was able to explain about watering and "damage" caused by the transplant and finished the work.

As it is sunny, I think that it is good to open a table or a leisure seat here and to be served tea or meals.

I look forward to everything.
Thank you very much.





コメント
剪定した枝葉を土中に埋めると腐敗して発熱し、植木の根に害があるのではないですか?
  • 2019/08/24 3:07 PM
河さん、記事を読んでいただき、コメントまで頂き、ありがとうございます。
ご質問にお答えいたします。

まず、有機物が変化する過程では「腐敗」と「醗酵」という分解過程があります。
僕は農業高校出身ですので、授業でも実際に家畜の糞と稲わらを混ぜて好気醗酵させ、堆肥を作ったりしていました。
その醗酵の過程ではご指摘のように熱を発生させます。授業では大量の醗酵肥料をショベルカーで撹拌するという大掛かりなものでしたので、醗酵中の堆肥の中心部分は60度以上にまで発熱していました。

業として造園の分野で枝葉などを堆肥として好気性醗酵させる実験も庭の片隅でやりました。枝葉を積み重ねて置いておく、または地中にそのまま埋める、など、いろいろ試してみました。
大量の有機物を木の根の近くで醗酵させると熱や有機ガスの影響が及び、確かに木の根には悪影響だと思います。
しかし、空気がよく通る状態を作ってやって、少量の枝葉を地中に埋めた場合には、根に悪影響を及ぼすほどの発熱もなく、有機ガスも空気の循環によって停滞するこはありませんので、根には何も問題はありませんでした。

この施工例の場合は、芝生植栽の周囲に素掘りの溝を掘り、さらに真っ平らではなくかまぼこ状に起伏をつけてあります。
この工程によって、降った雨が地中に浸透しやすくなり、地中の空気も停滞ぜず浸透循環しやすくなります。
こういう環境で大きな根があった場所に、その根の機能、すなわち地中への水と空気の浸透性の助けとなる機能を移植する際に剪定した枝葉を使って杭を刺すような形状で地面に施工してやると、今までその地形が持っていた機能を潰してしまうことなく、浸透性機能を維持することができます。
さらに、地中に入れた枝葉自体が、浸透性機能ですから、その周囲では空気の循環が良くなり、とても長い時間変化せずに(腐敗や醗酵をせずに)そのままの機能を維持します。
水や空気の流れが活発な場所の有機物は長時間変化しない、ということも実際目の当たりにしました。
数十年前に土に埋まった竹が河川沿いの擁壁工事の際に川底から出てきましたが、何の変化もなくそのままの状態で掘り出されました。

ですので、周囲の水や空気の循環機能を整えた上でこういう施工をすると、有機物の変化にも悪影響を受けずに、そこにある資源を使い、今までよりもさらに良い環境作りができます。

この機能を使って現在まで個人宅から農地、里山まで地質改良をさせていただきましたが、農地や畑などは収穫量が上がったり、病害虫の発生が減ったりという結果が出ています。

自然の野山でも河川機能がしっかりと機能している環境では土に埋もれた木も風化していくまでに小動物や昆虫などの様々な生き物生態系に恩恵をもたらして、土に還っていくようです。
そのような過程も観察するために九州、四国などの山を実際に見て廻りました。
河川機能や山の浸透性機能がコンクリートや林道整備で健全な機能を失っていると、山は荒れて、立ち枯れや藪化という腐敗現象が見られました。

長くなってしまいましたが、いかがでしょうか?
ご質問にお答えできましたでしょうか。
また疑問やご質問などがあれば分かる範囲でお答えさせていただきます。
ありがとうございました。
  • kayagreen
  • 2019/08/25 10:53 AM
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