虫について(2012夏)

世界中の人間の総重量よりもアリの総重量の方が重い、といわれています。

地球は虫で溢れているわけです。
人間は虫と共存するしかない、というのが自然な考え方なのではないかと思います。

僕も虫は嫌いですが、植木屋という仕事をするかぎり虫と付き合わざるを得ないというのが宿命だと思っています。

害虫、益虫といいますが、人間中心の考え方であって地球の生態系からすると害虫と呼ばれる虫達にもそれらの捕食者にとってはなくてはならない存在です。
現在はアリやゲジゲジ、ダンゴムシ用の殺虫剤も市販されていますが、
アリもゲジゲジもダンゴムシも地面に落ちた有機物を初期分解するのになくてはならない存在です。
それらが分解した物を次は微生物が分解して豊かな土を作ります。

生態系で言うと、例えば毛虫は寄生バチを、アブラムシはテントウムシを養っています。
蚊の天敵はクモやトンボ、メダカなど、
ハチの天敵はクマやハチクマという鳥などです。

ある一定の種類が大量発生するのは周りの環境に天敵が居ないからです。

自然はほっておくと上手く生態系のバランスを保つようにできているのですね。

アブラムシの居るところにはテントウムシが寄って来ますし、ケムシの居るところにはハチやら鳥やらが寄って来ます。
とても自然なことなのです。
害虫で困っているのならその虫達の天敵に居てもらうことが大切です。

余談かもしれませんが、

地球を一つの生命体として見た場合、人間は地球に大量発生して自然と生態系を破壊する厄介な害虫なのかも知れません。
なんとか上手く自然と共存できる方法を考えて行きたいですね。

「競争」から「共存」、そんな時代が既にやって来ているような気がします。


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