通気水脈整備@池田市


池田市W様邸です。

都会の真ん中にある、お庭ですが、結構広い敷地でした。

お施主様も手伝っていただき、匠くんやヨメも加わり、初日は4人で結い作業となりました。

お施主様はガーデニングがお好きな方で、いろいろとご自分で手を入れていらっしゃいます。

ご依頼では、雑木林のようなお庭にしたい、とのお話しでしたが、いつも来てくださる植木屋さんに言ってもわかってもらえなかったようです。

樹形は今後、自然形に戻して行くとして、先ずは通気水脈整備です。
アスファルト道路とコンクリートブロックに囲まれた敷地に空気と水の流れる道を整備して行きます。

高木の周りや植栽帯の周りに20〜30センチの横溝を掘ります。

要所要所に縦に深みの穴を掘りながら、お庭全体に施工して行きます。

匠くん、楽しい!楽しい!!とずっと言ってました。
楽しいんですよね、水脈整備。

土はわりと柔らかくていい感じでしたが、大きなコンクリートのアプローチの近くはもうガチガチになっていてグライ層という水と空気の停滞層がすぐに出てきました。

枝や葉を泥越しと溝の保持の目的で入れて行きます。

枝は持って来た物と、その場で剪定した物も使います。
枝、結構な量がいるんです。
そして循環的な機能も成立します。
森と同じですね。

溝を掘った時に掘りあげた芝生などは盛り土にして小さな丘地形を作ります。
仮に昆虫になったつもりでお庭を見ると、山あり谷ありのかなり起伏に富んだ地形になってます。

この地形の起伏が表層の空気を動かし、土の中の空気通りも良くしてくれます。

雨が降ると、溝を伝って地面の地下水脈を形成しながら地下へと浸透して行きます。

この地下水脈へのダメージがここ50年程の現代コンクリート土木により、深刻化しています。

呼吸が出来ない場所では生き物は生きられないし、それは本当に荒地でしかないと思います。
お庭も同じですし、里山や奥山でも同じです。

お庭という、いちばん身近な自然の通気水脈整備は小さな点のようなものですが、この事をつなげていこうという活動は草の根的に盛り上がって来ています。

この空気視点の土木整備の事を「0次産業」と恩師矢野先生は言われていました。
農業や漁業を支える、もっといちばん原点の産業だという事です。

大事につないで行きます。


(の)

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