沖縄 大地の再生講座 那覇編


沖縄で大地の再生講座が開催されました。 矢野さんより、ぜひ関西支部のメンバーにも来てもらいたい、ということで仲間と皆んなで参加しました。

那覇の公民館に着いて懇親会の翌日、やるとは思ってましたが、公民館の駐車場の水脈整備をしました。

沖縄特有の赤土。

表層に水切りをして、枝葉を入れて行きます。

コンクリート側溝を割り、表層水を流します。

今回は意外な事にセメントも使いました。
雨が降るとジュクジュクになる土に枝葉を入れたところにセメントを撒いて土質の改良をしました。
有機的なセメントの使い方です。

駐車場ですので車重を支えるための処置です。
膜になって水が滞るのでは?
と質問したら、セメントは雨に溶けるので大丈夫との事、おそらく車圧で砕けたセメントは雨風で多様に変化しながらも赤土混ざり駐車場土としての機能も果たしていくのだと思います。


大地の再生講座in淡路鮎原


報告が遅くなりましたが、先日、淡路鮎原で矢野さんを講師に迎えての大地の再生講座を開催させていただきました。

施主の坂本さんはじめ、淡路の若いメンバーが一丸となり、参加者集めから会場の準備、駐車場や宿泊の手配などを進めてくださり、非常に助かりました。

初日は現場検証と見立てを中心に、その場所の問題点などを検証していきます。

敷地はかなり深い谷地形になっていて、本流は流れがあるものの、倒木や土砂に埋もれていたりして、整備が必要な状況でした。

しばらく地下に浸透していた流れが表面に出ています。
この本流の流れがスムーズになると、周辺の斜面地がもっと呼吸ができるようになります。

休憩は敷地に生えてるミカンを頂きました。

現場としては、とにかく、本流を通すこと、水を多く含んだこの地は家の湿気も問題になっていました。
果樹が弱っていたり、竹が藪になっていたり、建屋周りの植栽も荒れていました。
敷地内ではありませんが、周辺では竹や笹の藪化が深刻で、水の抜けが悪く池でもないのに大きな水の溜まりがあちこちでありました。

2時くらいまで、現場検証をして、近くの公民館に移動し、座学になりました。

竹の藪化は村でも大きな問題になっていて、その対策に伐採作業を住民で進めていますが、5年計画だそうです。

竹の藪化について矢野さんは、竹が藪化するのは地下の空気の流れが悪くて根が暴れる、暴れ根の表情がそのまま藪化の表情となって地上に現れる、と。

鮎原だけの問題ではなく、今は全国どこでも竹の藪化問題は見られます。
空気の流れという視点を考えない現代コンクリート土木の弊害です。

座学では河川図や中央構造線などが見える広範囲な地図を見ながら、淡路島という土地がどういう風土なのかも照らし合わせてみます。
淡路島の井戸水ははるか六甲山系からの地下水だという事も分かりました。
地下水脈は人の想像を超える動きをしているんですね。
地球環境の大きなスケール感に驚きました。
大地の動きも水の動きもまさにに地球規模なんですね。

ここ鮎原はその名の通り、鮎が遡上してくる豊かな土地だったとの事です。
今は河川にはメダカやドジョウすらも居なくなってしまいました。
その豊かな環境を取り戻したい、と施主の坂本さんは話しをされました。
座学には近隣の地元の方も参加されていて、坂本さんの訴えに「一緒にやろうよ」との暖かい声も上がりました。


2日目はいよいよ作業開始です。
水脈整備用の枝を切り出し、矢野さんが整地しながら降りてくるはずだったのが、掘るとどんどん水が湧き出てきて、水脈整備をしながら降りてくる事になりました。

すごい量の水が湧き出ています。

なんとか皆んなの結い作業で本流まで水道を通し、雨まじりで少し大変でしたが、作業も一区切りつきました。

もう時間は4時か4時半くらいでしたが、建屋周りの水脈整備も参加者全員で一気にやりました。
硬く締まって、水溜りができていますが、水道を整備して、炭と剪定枝をマルチングしました。

まだまだ淡路鮎原での整備作業は続きます。
次回は6月に再生講座を予定しています。
淡路のメンバーありがとうございました。
次回もよろしくお願いします。
(の)



1/24 大地の再生プロ講座の感想まとめ

 第一回目のプロ講座のご感想まとめました。
 フェイスブックなどから転載しています。


街路樹サミット、大地の再生講座をとおし、二人の偉大なるチャレンジャー、もしくは朝ドラ的にゆうと道を照らす人(ともに僕の個人的なとらえかたです。すいません)から、「おたがいさま」という言葉を学んだ。
ひととひととのお互い様。
ひとと植物とのお互い様。(これは矢野さんの言葉)
ひとと他のいきものとのお互い様。ひとと自然のお互い様。
この発想があればさまざまな社会の問題の解決の糸口が見つかるようにおもえる。
知恵と技術とエネルギーの使いようを「お互い様」をベースにしてかんがえていかんとあかんと肝に銘じたい。「おもてなし」もええけども、「お・た・が・い・さ・ま」もクリステルやってくれへんかな?

木下裕文さん プロ参加
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1月24日(日)に受講した、
大地の再生講座 IN かもすわ 関西支部共催。

当講座の講師、造園家・環境再生士の
矢野智徳さんが手がけた事例として、
大地に水と空気が循環できるような
環境整備を施しただけで
そこで収穫される作物の大きさが
数倍にもなったというスタッフの方のお話。

アップした写真ではわかりにくい
かもしれませんが、
枯れかけた京都の神社の歴史ある
大クスが見事に蘇ったりと
その効果にも圧巻でした。

その矢野さんが話された言葉で
印象的だったのは、

「脈を通してやる」

という言葉です。

写真にもアップしましたが、
この度、整備した大地(写真の赤丸)を
上空から見ると、
人間の身体の血管のような
水"脈"が大地を走り、
(そしてその水脈の先には、
自然もしくは人工的に作られた
池等が点在しながら)
やがて海へと続き
一つになっていくのが
改めてわかります。

この"脈"を詰まらせずに、
流れるようにすれば、
大地には水と空気が循環し、
本来の力を発揮できるようなった大地は
(人が肥料等を施さなくても)生き物を育み、
たくさんの恵みを与えてくれるのです。

矢野さんは、この脈が、
コンクリート等でふさがれ
呼吸不全を起こしている
大地に抜け道をつくり、
空気と水を滞りなく
流れるようにすることで、
生き物の命を蘇らせることを
業としていらっしゃいます。

矢野さんの講座を受けたのは
今回が初めてでしたが、
実際に身体を動かし、
大地の様子を感じた上で
座学でこのことを学んだとき、
とてもドキドキしました。

まさに、自分の身体や、
今、日本が抱えている問題の縮図と
向き合っているような気がしたからです。

現代のコンクリートの
道路・下水整備や護岸工事のおかげで
人々の生活や衛生・健康は守られ、
さらには肥料や農薬の発達で
飢饉と呼ばれる状態からは
免れるようになりました。

このような、子孫を豊かにしようと
粉骨砕身されてきたご先祖さん達から
受けている恩恵もまた
計り知れないわけです。

そして今、こうして築かれた
システムに過渡期、
限界が見えてきていて。。。

全体を見なくても、
部分最適だけで自分の生活が
成り立つシステムに慣れてしまうと、
人はいつしか、全体ではなく、
部分しか見なくなってしまったんですよね。

悪気はなくても、全体のことを考えず、
部分だけ最適化しようとすれば、
やがて脈が滞り、全体の一部である部分が
蝕まれていくのは必然なわけで。。。

その"今"に対する、
矢野さんのアプローチが
自然の理にかなっていることにも
感動を覚えました。

人間が土地活用する上で、
除かねばならない
木や草があった場合、矢野さんは、
それらを根こそぎ
排除しようとしはしません。

たとえば除草にしても、
風が草を凪ぐ高さで刈ったりと、
もともとそこに根付いた
生き物の生態に負担を
かけないようにするのも、
根こそぎ排除しようとすれば、反発し、
ますます一層生えようする
生き物の摂理を知っているから。

一見、人間にとっては
邪魔だと思うようなどんな生物も、
その場に生育する意味、生きる意味があって
そこに生え、生きている。

(これはもしかすると、自分自身の感情に
ついてもいえることかもしれません。)

その必然性の中で、人間も、
そこで生かしてもらうために、
そこにある命を頂いて生きているのだから、
少しでも共存できる道を進む。

そうすれば、無駄に有為しなくても、
無為のままで多大な恩恵を受けることが
できるのです。

これが自然の摂理に沿った
生き物繁栄の道なのかもしれない。

この「中道」の考えを説かれたのは、
はるか昔のお釈迦さんだったろうか。。。

本来、生きるということは、
多様な生態、形、目に見えない
思い主義主張も含め
それら全てがその全てを否定することなく
やがて脈を通し、一つにつなげる、
ということなのかもしれません。

そんなことをしみじみと考えると、
自分の身の回りにある生き物全てが愛おしい、
と思う思いがこみ上げます。

などと、つれづれなるままに思いを
書いてしまいましたが、
いやはや、本当に素晴らしい講座でした。^^

山本愛緒さん 一般参加
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里山再生講座in神戸かもすわ

大地に水と空気の循環を生み出すことで、里山を再生させている矢野さんの講座に参加。
プロの造園家さん達が、本気で里山の再生を目指して学ぶ中に混じって、自分も参加させてもらえるなんて、夢のようで、本当に嬉しかった!

田んぼに獅子が入り、稲を倒されてから、獅子とどう付き合えばいいのか考え始め、里山の問題ぶち当たった。
自分に出来ることが分からず諦めていたことの解決方法がここにあった!

不自然な事が起こっている原因は、必ず人間が絡んでいる。
人間以外の動植物は、不自然な事は一切しない。
自然の一体となって動いているから。
人間にとって不都合な事や、恐怖心からとった行動は不自然な形となり、さらに新たな問題を引き起こす。
それを一つ一つ訂正していかなければいけない。
自然はいつも悲鳴をあげている。
それに気がつかないといけない。

本気の人々が集い、行動を起こしている姿が素晴らしく、人間も捨てたもんじゃないなぁ〜とうれしくなった^ ^
矢野さんの視点は人間の視点ではなく、マクロで、自然と一体になっている。
人間優先ではなく、自然優先。
だから
間違いを犯さない優しさがある。

だから、今からこれをやるねん^ ^

吉村ゆうこさん 一般参加

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大地の再生講座・・・急遽息子に頼まれ代わりに参加、大地の再生のノウハウとワークショプ型講座のパワーは予想をはるかに超えています。
でも、こんなに体を使う講座とは知らなかった~_~;

大地の再生講座~其の二・・・笹、竹やヨシが密生し陽も届かない荒れ果てた元田圃を再生。地表に風、地中に水と空気の流れを、伐採屑を再利用して作ります。プロの造園家も参加費1万円だが十分に価値がある講座で、我が荘園造りに大いに参考になります(^_−)−☆

大地の再生講座~其の三・・・ワークショプは一石三鳥。受講者46名、スタッフ数名のマンパワーは、数時間で1-2カ月分に相当、受講料で費用は賄え受講者の満足感も高い。前提は講座の内容ですが…
講師の考え方、経験の裏付けあるノウハウ、スタッフや全ての道具を積んだトラック(講座で内容紹介)、感心しきりです。


大地の再生講座~其の四・・・矢野智徳さんはこの分野で一押し、若い信奉者が多いのも頷ける。
気脈、特に水脈を改善~繋げ滞りを除くと大地と生物は目に見えて蘇る。
道工具資材一覧表は素晴らしいノウハウの開示でした。

大東義彦さん 一般参加

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大地の再生講座

昨日 矢野智徳さんの大地の再生講座に参加させて頂きました。
土中に水の流れを作っていく作業で、有機物を最大限に利用するエコジカルで原点回帰な講座でした。
大きな視点で見ていながら、終着点はとても細やかなものを目指しているようで 今後この土地がどのような変化を見せてくれるのかとても楽しみです。

嬉しく思ったことが2つ。
一つは命に対して真摯に真剣勝負されている人がここにもいると知れたこと。
そして、もう一つは
土木作業にも関わらず、一般参加に多くの女性が参加されていたこと。

この世は何事もバランスの世界。
特に土木や造園は男性社会が男性性の考え方で作り上げてきたものなので どうしても偏りがあるものだけど
そこに女性性も同じくらい入ってくると 偏りなく丁度よいバランスになってくるのではないでしょうか?
今回参加されていた女性の方々は、男性の中に眠る女性性を呼び覚ますスイッチのように思えてなりませんでした。

「育む」ことは
女性の方が得意な筈ですからね(^-^)

行き過ぎず やり過ぎず
自然を見習ってよいバランスの模索。
これもまた楽しみ。

藤本陽子さん プロ参加

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「めっちゃ薄着ですよねー」
とか言われてしまうぐらい
街中だからとついうっかり上着も持たず軽装で出てきましたが
うちとあんまり変わらないくらいの寒さ
やっとやっと冬らしい冬です。

さて、
コンクリートなんかーカチ割ってしまえよー
なんていうのは架空の世界の話でして
ほんとうにやったらば叱られますでしょう
でも、でも、でも
そこを割らずにはいられないときがあったとしても
割ったら当然ながら叱られます
もちろん謝ってもとに戻しますけど
そういうことがあってなお
割っておかなければなるまい!
と思うなら割ってもいい
そこには人間都合ではないイキモノ都合の考え方があるのです

人間社会は
ここはうちの敷地だから
とか
ここから先はどうだとか
五感で感じることのできない約束ごとがたくさんあってそれをまず覚える必要があり
そうした約束ごとが人間社会をスムーズにしています。

でもそれを覚えると常識とか習慣とかが出来てきてそこからはずれることはできなくなって
こうするものはこうするもの
決まっているものは決まっているものと
頭からそう信じ込んでしまうものです。

どうかその石頭を
コンクリートにぶつけてみたら
もしかしてコンクリートにも勝てるかもしれませんね。

そうして地面を塞ぐコンクリートを割りながら
おかげさま、おたがいさまで
自分の常識という頭もカチ割ってもらって
大地にも体にも気が、息が通ってようやく健やかに呼吸をし始めるのでしょう

矢野さんの大地再生講座には
あたりまえの衝撃というか
衝撃的なあたりまえというか
しばらく通わせてもらっていると
いつのまにか衝撃だった側が当たり前に感じられてきて

人間はなんて滑稽なんだろなと
人間でありながら思ったりします

あ、でもだからといってなんでもかんでも壊さないでくださいね(笑)

無駄なように思えても行ったり来たりを繰り返して
波が砂をさらうように
少しずつ彫刻を削るように
行きつ戻りつ行ったり来たり
見えないながら最適な塩梅を模索しつつ
対話しながら前に進んでいくという
水脈整備はその対話の記録だから

矢野さんの仕上がりがいつも自然なのは対話がちゃんとできているからで
それは技術ともいえるけど、自然に聞きながらやってくださいという

僕らが矢野さんならどうするか、と考えるように
矢野さんは風ならどうするか、
水ならどうするかというように
自然に倣ってやりすぎないよう、やらなすぎないよう、
動いていくんですね。

やばいです。
みなさん今日もよい一日を!

市川ジャンさん 一般参加

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大地の再生講座 INかもすわ 関西支部共催に参加したメモです。プロの植木屋さん、園芸家さんと混じって学びました。

☆現場で
大地のようす、風のようす、水のようすを見て、どこに手を出すか決める

☆自然と会話して次の方向性を決める

なのであまり計画をたてないほうがよい

☆やりすぎない
ほどほどが大事
自然はほどほどになっています

☆草もすべて下から刈りとると
慌てて伸びてくる
風を感じる草刈りをする

☆とどこおってる土地は土地全体を見ることが大事
空気も水もほどよく流れるように水脈をつくる

☆自然界にまっすぐはないので、土地のようすに合わせて
小さな川のようにつくる

40から50センチの水脈路を掘って、炭、パイプ、竹、笹と枯れ木を泥こしの役目も含めて、自然の川がしているようにつくる

☆農業も造園業も生きものと向きあう業であること

☆農業はたべものを提供するだけでなく、自然の豊かさ、自然との共存を提供する業となること

☆生きものと、空気と水と共存できる業であること

☆人間と自然のお互いさま

☆自分が伝えることは小さいと思いがちだけど、そうではないよ、すべて連鎖していますよ

などなど。
このほか、プロの方たちへ矢野さんの会社の詳細が、道工具一覧から請求書の項目まで!具体的に話されてました。

そして矢野さんは、人間の作ったものも取り入れています。パイプや作業用の機械や。すべて使わないのではなく、それらも含めながら。

何を取り入れて
何をしないか

いろいろ思わせていただきました。

矢野さん
スタッフのみなさん
かもすわのみなさん
そしてこの講座に集まっている方たち。

ありがとうの気持ちがいっぱいいっぱい湧きました。

わたしも学んでいきます。

寺岡東子さん 一般参加

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もし、ブログその他、見つけられていない投稿で、転載してよいものがありましたらお知らせください。
今後の講座参加を検討されているかたの参考になれば幸いです! (か)


【大地の再生関西支部】誕生!大地の再生講座inかもすわ


神戸市西区のかもすわ、と名づけられた里山で、杜の園芸の矢野智徳さんを講師に迎え大地の再生講座を開催しました。

矢野さんをめぐる大地の再生講座は関西では滋賀県の徳昌寺さんの時から、造園業者さんが多数参加されていて、少し前から造園業者さん中心に【大地の再生関西支部】みたいなものを作り、矢野さんの知恵を学び、広めていくグループができたらいいなぁ〜と思っていました。

はじめは造園業者さんだけでやろうかなと思ってたのですが、今年、京都の園部の高草さんが開催されている大地の再生講座in園部では農業の方や職業関係なしに野山を開墾してる方たちも多く集まり、なにか言葉では表せないような絆というか、親密さが生まれたような気がして、何かその繋がりの環に名前をつけたい、とも思うようになり、造園も農業も建築も開墾者も全て含めた環に【大地の再生関西支部】と名づけ、その日園部に集まってた皆さんと一緒に、誕生しました。

関西支部が誕生してすぐに、神戸市西区の里山を借りて、かもすわと名づけ、開墾作業に当たっていた鈴木さんから話しをいただいて、今回、1700坪程もあるその里山の再生講座を開催する事が出来ました。

第一回目の参加者はスタッフも合わせると60人近くになり、マンモス講座になりました。

何もない里山。
そんなに大勢の人が集まるので、とりあえず簡易的な縄文トイレを作るう、となって男女一つづつのトイレ制作をしました。

素掘りの穴を掘り、竹で柱を立てて、笹で屋根を葺いて行きます。

トイレの金隠しに盛った土にお尻ふき用のヨモギを植えてましたよ。

人数いればあっという間にどんどん笹の束ができていきます。

皆さん何かとても楽しそうにトイレ制作をしてました。
素掘りのトイレを作るなんて考えただけで楽しいですよね。
大かがりな下水施設もいらない、建築材料はその辺にあるもの、排泄物はバクテリアが分解する。
堆肥として畑につかえる。
究極のエコトイレです。


穴の深さは50センチくらい、紙も一緒に入れていいでしょう、と矢野さんは言ってました。

土があれば人間の糞尿も大かがりな設備を使わずに、全て畑の資源として使えるのですね。
江戸のリサイクル社会では糞尿を買い取る業者が居たくらいですから、このトイレは本来の人間生活においての正しいトイレだと言えると思います。

だんだん形になって来て、皆さんワクワクしてます。

完成間近。
ちょっと入ってみたり、男女で飾り付けをしたり、いい大人が本当遊んでました。

トイレ完成。
皆さん嬉しそうに二つ並んだ縄文トイレを感慨深げに見てます。
僕も使ってみましたが、なんとも気持ちよく、親密感あふれるいいトイレでした。

これで午前中終了。
お昼ごはんの時間です。

今回はお友達のあすかさんに炊き出しをしていただきました。
あすかさんは塩屋のグッゲンハイム邸でマクロビオティックのお料理教室をしてる本物の料理人さんです。
助産院さんで出産後のお母さんのご飯も作っていて、あすかさんのご飯を食べるとお乳がいっぱい出ると好評だそうです。

おにぎり、具沢山味噌汁、いろいろおかず。
美味しかったです。おかわりも自由でランチ1人600円。
あすかさんとお手伝いスタッフさん、ありがとうございました。

お昼ごはんを食べてすぐ、
じゃあやりましょうか、と矢野さんの一声で、午後からはいよいよ現場検証です。
先ず流れの1番下流の人工池から。
コンクリートの人工池は有機ガスが出て、水面に浮く植物や周辺に生える植物も有機ガスが出てる環境に育つものだとの指摘がありました。

五感を使ってその場の環境を読み取る事が大切だと矢野さんは言います。
見た感じ、匂い、触った感じ、水の流れの音、風景、雰囲気。
そこが気持ちのいい場所なのか、何か詰まったり、停滞してる環境なのか、空気感や雰囲気などで見極めていきます。

人工池の手前にコンクリートのU字溝があり、その手前と北側斜面の斜面変換線の辺りに穴を掘って調査します。
やはりグライ層という空気と水が停滞している地層が出て来ました。
北側斜面は下側がかなり崩れていて、本来、斜面変換線で空気が抜けるところ、面硬化してるため有機ガスが斜面林に溜まり、煙のように斜面から出ていて、斜面林の根が弱り、枝や幹が垂れているとの指摘が。
僕は斜面林に入ってみましたが、何か有機ガスが出てるツンとした空気でした。

有機ガスが出てる北側の斜面林をずっと地形に沿って北西に進んで行きます、途中で何カ所か穴を掘り、写真を撮りながら解説を受けます。
大地の中の気象環境、空気の流れと水の流れ、矢野さんの現場の見方を皆さんすごく真剣に聞いていました。

以前棚田であった場所、少し高くなった地形の一部に大穴が開いていました。
この場所、すごくいい空気感です。
斜面林の幹と枝が垂れて成長した部分と穴が開いて空気が抜けた後の真っ直ぐに伸びた枝の成長の違いが良く分かります。
斜面林の下の方の崩落も無く、落ち葉も均一に地面に落ちています。
呼吸が健全な場所では、落ち葉は均一に落ちるそうです。

地形というのは風と水の彫刻だ、と矢野さんは言います。
風と水は大地が呼吸できるように地形を変えていく。
地面が崩落し穴が開いて呼吸ができるようになった場所、その地形をそのまま活かして、土地利用していきましょう、と矢野さん。
現代土木のやり方なら全部平らにしてしまうんでしょうね。
人間中心の土木から自然と共生する土木へと、舵を切っていかないといけない時代になってます。

そのもう一段上の場所、ここも棚田だったとの事です。
さらに上に池があるはずなのですが、今回はそこまで行けませんでした。おそらく大雨の時に池が溢れたのだと思います。鉄砲水で地形がえぐられ、深い谷地形になっていました。
地図では池のさらに上に太陽光発電の大きな施設があります。
その施設が固めてしまった空気と水の流れを改善する為に深い谷地形ができたのではないか(これは僕の推測です)と思います。
ここの地形もこのまま活かすとの事です。
時間的にここで調査は終了となりました。

矢野さんはこの規模の大地の再生は加速度的に勢いをつけてやって行きましょう、と言っていました。
次回からは重機を入れての作業になるかも知れません。

ともあれ、参加してくださった方々は真剣に、楽しんで、目をキラキラさせていました。
次回からも必ず参加します!と何人も言ってくださり、とても嬉しいです。
今回は建物もなく、照明設備もなく日暮れが迫っていたこともあり、恒例の自己紹介コーナーがとれなかったのが残念でしたが、次回からはちょっと工夫してそういう時間も取っていきたいと思います。

今後、この里山がどう再生して行くのか、本当に楽しみです。


そして、また新たに淡路島で大地の再生講座が来年からスタートするかも知れません。
詳細はまた後ほど。楽しみにしててください。
(の)

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