2017年年明けからの活動報告です

あけましておめでとうございます。


遅くなりました。
もう4月ですよね。

新年の挨拶を、今、させていただきます。

2016年は学びと繋がりの年になりました。関係者の皆様、本当にありがとうございました。
大地の再生関西支部も年明けから元気に動き初めています。
先ず、今年最初の大地の再生講座は京都の楽西自然農園から始まりました。

地形から水の集まりやすい土地で、コンクリートのU字側溝の影響で水はけが悪く、グライ土壌が広がっていました。

昨年の11月に大地の再生東海支部の翔太くんと楽西自然農園のメンバーで手作業で再生作業をして、かなりの改善があったようですが、今回はさらにもうひと頑張りして、前回の水脈のメンテナンスと新たな水脈の整備をしました。

お天気も良く、暖かな日でしたが、かなりのヌタ場に皆んな泥んこになりながら今年最初の結作業ができました。
関西支部、東海支部合同でできた結作業、何か今年の再生講座の雰囲気はこんな感じなんだろうなと思うような、そんな結作業でした。

お昼は炊き出しの美味しいカレーと美味しいお味噌汁を皆んなで頂きました。
最高に美味しかったです。

そして翌日、1/7は第2回街路樹サミットin大阪です。

会場の茨城キャンパスには全国から280人程の人が集まり、街路樹や街の緑について基調講演とパネルディスカッションが行われました。

講師には第一回街路樹サミットin東京の発起人である秋田県、福岡造園の福岡徹さんや、大地の再生講座を全国で開催してきた杜の園芸、矢野智徳さん、京都府立大学の農学博士でもある福井亘さんなど、豪華な講師陣に基調講演をしていただき、自然との共生や、今私たちにできることは何か、深く考えさせられるサミットでした。
実行委員の皆さんや発起人のまち杜の環の木下さん、本当にお疲れ様でした。
ありがとうございました。
終了後、懇親会からの大地の再生メンバーで矢野さんを囲んでのまさかのホテルロビーでの新年会、

「楽しかった」との僕の感想に、「そんな事ないやろ!」との矢野さんの指摘。
楽しかったんですけど。

それを言ったら、矢野さん、おこるんですよね。
楽しいわけないでしょ。って


「苦しくて、大変なはずだ!って」
大変でしたが、楽しかったです!
命を守る「業」ですよ。
「命を守る業ですよ」
「それが生業なんです」
それが如何に大変なのかは、「責任」の世紀だからこそ、言われて当然です。
「気付いた人には責任が伴う」
気づいたのなら、責任を持つべきです。

気付いた方は、責任を持って、未来に繋げてください。
それが僕らの「使命」です。

矢野さんからののメッセージ。
「呼吸してる間はまだ間に合う」

皆さん、気付いたのなら、「責任」があります。

「転換期」です。
人間が、進化する時です。

「自然との共生」をして、「生態系」の環の中に、帰りましょう。
「人間」も生態系の中に戻る「時」が来ました。

「人間」なら、「責任」を持って、この世界を「持続可能」な世界にしなければ、生命全体が、絶滅の危機に瀕しています。

「生命は永遠」ですが、「またある」とは思わないでください。
「もう二度とないかもしれません」

地球上で、最初で最期のチャンスです。

2017年、年初のご挨拶です。
thank you !

大地の再生講座@kayagreen


ついにkayagreenにも大地の再生講座がやって来ました。
先日12/10土曜日の事です。
講師で恩師の矢野智徳さんはじめ、杜の園芸スタッフ、大地の再生関西支部のスタッフ、講座参加者の皆さん、ありがとうございました。

講座は先ず焚き火の仕方から始まりました。
直火の焚き火は大地の中の空気をエネルギーにして燃えること、焚き火の周りの風通し処理の仕方や土での火の調整の仕方など、焚き火一つでも空気視点でとらえると、奥が深い!と思いました。
日本家屋に囲炉裏があった意味もわかりました。
囲炉裏で地中の空気を吸い上げて家の中を循環させるシステムだったのですね。

我が家は区画整理で3面貼りコンクリート河川の隣にコンクリート擁壁工事が予定されています。
コンクリート河川の隣を川の底盤まで掘り下げると、河川と同じくらいの量の水がコンコンと湧き出て、河川に水が集まって来ていることがよくわかりました。
本来であればその水は河川に合流して海へと循環していくのですが、現状は水と空気は停滞している状況です。
この状況は都市化された地域ではほぼ同じ状況だと思います。
矢野さんいわく「コンクリート河川で環境は随分傷んでいますが、さらに追い討ちをかけるようにコンクリート擁壁の工事計画で、まさにグライ土壌の真っ只中に家と庭をつくることになる訳です」と。
現在明石市と擁壁周りの水脈整備の打ち合わせをしていますが、前例が無い事と現代土木に抜け落ちている「空気視点」が無い事で、かなり苦労しています。
孤独な戦いのように思えましたが、今回皆さんに現状を見てもらい、地上部の風通し整備をしていただき、皆さんの結作業で気も入れていただき、自分にはたくさんの水脈仲間が居るのだと、あらためて励まされました。

竹林の古葉はらいです。
古葉は同じ木の枝でやると良いそうです。竹の古葉は竹の枝で。

河川の際をスッキリさせて、風も心地よくなりました。

実家の前庭の松やウバメガシなどにも「風の剪定」をしました。
日がとっぷりと暮れるまで作業は続きました。
工事現場真っ只中で、物の整理もままならない状態で、母親の庭に物を放置する癖もあって、「片付け」の仕方も教わりました。
矢野さんに片付けていただくのは大変恐縮だったのですが、その方法も風の目線での片付けでしたので大変勉強になりました。
物は見せて片付ける。大きな木の根元に重いものを置くと大木の成長を抑制できる。カマボコ型に物を置く。地面に直接置かずにゲタをはかせる、または風が通るように置く。「片付け」されど「片付け」風の目線で極めると一流の片付け上手になれそうです。
杜の園芸、新スタッフのしんしんとお馴染みザッキーさん、講座終了後、近くの居酒屋で御飯での一場面、彼女への電話も忘れずに(笑)

次の日は滋賀県の徳昌寺さんで講座でしたが、スタッフはみんな我が家に泊まりました。
みんな思いおもいに温泉行ったり御飯食べたり仕事したりで、バラバラに過ごす(笑)
ここは街中なのでそんなことができるんですね。
矢野さんは近くの有馬温泉と同じ泉質の温泉に行ってしまいました(笑)

皆さん本当にありがとうございました。
工事が落ち着いて家ができましたらまた遊びに来てください。
お礼まで。(の)

通気水脈整備@池田市


池田市W様邸です。

都会の真ん中にある、お庭ですが、結構広い敷地でした。

お施主様も手伝っていただき、匠くんやヨメも加わり、初日は4人で結い作業となりました。

お施主様はガーデニングがお好きな方で、いろいろとご自分で手を入れていらっしゃいます。

ご依頼では、雑木林のようなお庭にしたい、とのお話しでしたが、いつも来てくださる植木屋さんに言ってもわかってもらえなかったようです。

樹形は今後、自然形に戻して行くとして、先ずは通気水脈整備です。
アスファルト道路とコンクリートブロックに囲まれた敷地に空気と水の流れる道を整備して行きます。

高木の周りや植栽帯の周りに20〜30センチの横溝を掘ります。

要所要所に縦に深みの穴を掘りながら、お庭全体に施工して行きます。

匠くん、楽しい!楽しい!!とずっと言ってました。
楽しいんですよね、水脈整備。

土はわりと柔らかくていい感じでしたが、大きなコンクリートのアプローチの近くはもうガチガチになっていてグライ層という水と空気の停滞層がすぐに出てきました。

枝や葉を泥越しと溝の保持の目的で入れて行きます。

枝は持って来た物と、その場で剪定した物も使います。
枝、結構な量がいるんです。
そして循環的な機能も成立します。
森と同じですね。

溝を掘った時に掘りあげた芝生などは盛り土にして小さな丘地形を作ります。
仮に昆虫になったつもりでお庭を見ると、山あり谷ありのかなり起伏に富んだ地形になってます。

この地形の起伏が表層の空気を動かし、土の中の空気通りも良くしてくれます。

雨が降ると、溝を伝って地面の地下水脈を形成しながら地下へと浸透して行きます。

この地下水脈へのダメージがここ50年程の現代コンクリート土木により、深刻化しています。

呼吸が出来ない場所では生き物は生きられないし、それは本当に荒地でしかないと思います。
お庭も同じですし、里山や奥山でも同じです。

お庭という、いちばん身近な自然の通気水脈整備は小さな点のようなものですが、この事をつなげていこうという活動は草の根的に盛り上がって来ています。

この空気視点の土木整備の事を「0次産業」と恩師矢野先生は言われていました。
農業や漁業を支える、もっといちばん原点の産業だという事です。

大事につないで行きます。


(の)

【大地の再生関西支部】誕生!大地の再生講座inかもすわ


神戸市西区のかもすわ、と名づけられた里山で、杜の園芸の矢野智徳さんを講師に迎え大地の再生講座を開催しました。

矢野さんをめぐる大地の再生講座は関西では滋賀県の徳昌寺さんの時から、造園業者さんが多数参加されていて、少し前から造園業者さん中心に【大地の再生関西支部】みたいなものを作り、矢野さんの知恵を学び、広めていくグループができたらいいなぁ〜と思っていました。

はじめは造園業者さんだけでやろうかなと思ってたのですが、今年、京都の園部の高草さんが開催されている大地の再生講座in園部では農業の方や職業関係なしに野山を開墾してる方たちも多く集まり、なにか言葉では表せないような絆というか、親密さが生まれたような気がして、何かその繋がりの環に名前をつけたい、とも思うようになり、造園も農業も建築も開墾者も全て含めた環に【大地の再生関西支部】と名づけ、その日園部に集まってた皆さんと一緒に、誕生しました。

関西支部が誕生してすぐに、神戸市西区の里山を借りて、かもすわと名づけ、開墾作業に当たっていた鈴木さんから話しをいただいて、今回、1700坪程もあるその里山の再生講座を開催する事が出来ました。

第一回目の参加者はスタッフも合わせると60人近くになり、マンモス講座になりました。

何もない里山。
そんなに大勢の人が集まるので、とりあえず簡易的な縄文トイレを作るう、となって男女一つづつのトイレ制作をしました。

素掘りの穴を掘り、竹で柱を立てて、笹で屋根を葺いて行きます。

トイレの金隠しに盛った土にお尻ふき用のヨモギを植えてましたよ。

人数いればあっという間にどんどん笹の束ができていきます。

皆さん何かとても楽しそうにトイレ制作をしてました。
素掘りのトイレを作るなんて考えただけで楽しいですよね。
大かがりな下水施設もいらない、建築材料はその辺にあるもの、排泄物はバクテリアが分解する。
堆肥として畑につかえる。
究極のエコトイレです。


穴の深さは50センチくらい、紙も一緒に入れていいでしょう、と矢野さんは言ってました。

土があれば人間の糞尿も大かがりな設備を使わずに、全て畑の資源として使えるのですね。
江戸のリサイクル社会では糞尿を買い取る業者が居たくらいですから、このトイレは本来の人間生活においての正しいトイレだと言えると思います。

だんだん形になって来て、皆さんワクワクしてます。

完成間近。
ちょっと入ってみたり、男女で飾り付けをしたり、いい大人が本当遊んでました。

トイレ完成。
皆さん嬉しそうに二つ並んだ縄文トイレを感慨深げに見てます。
僕も使ってみましたが、なんとも気持ちよく、親密感あふれるいいトイレでした。

これで午前中終了。
お昼ごはんの時間です。

今回はお友達のあすかさんに炊き出しをしていただきました。
あすかさんは塩屋のグッゲンハイム邸でマクロビオティックのお料理教室をしてる本物の料理人さんです。
助産院さんで出産後のお母さんのご飯も作っていて、あすかさんのご飯を食べるとお乳がいっぱい出ると好評だそうです。

おにぎり、具沢山味噌汁、いろいろおかず。
美味しかったです。おかわりも自由でランチ1人600円。
あすかさんとお手伝いスタッフさん、ありがとうございました。

お昼ごはんを食べてすぐ、
じゃあやりましょうか、と矢野さんの一声で、午後からはいよいよ現場検証です。
先ず流れの1番下流の人工池から。
コンクリートの人工池は有機ガスが出て、水面に浮く植物や周辺に生える植物も有機ガスが出てる環境に育つものだとの指摘がありました。

五感を使ってその場の環境を読み取る事が大切だと矢野さんは言います。
見た感じ、匂い、触った感じ、水の流れの音、風景、雰囲気。
そこが気持ちのいい場所なのか、何か詰まったり、停滞してる環境なのか、空気感や雰囲気などで見極めていきます。

人工池の手前にコンクリートのU字溝があり、その手前と北側斜面の斜面変換線の辺りに穴を掘って調査します。
やはりグライ層という空気と水が停滞している地層が出て来ました。
北側斜面は下側がかなり崩れていて、本来、斜面変換線で空気が抜けるところ、面硬化してるため有機ガスが斜面林に溜まり、煙のように斜面から出ていて、斜面林の根が弱り、枝や幹が垂れているとの指摘が。
僕は斜面林に入ってみましたが、何か有機ガスが出てるツンとした空気でした。

有機ガスが出てる北側の斜面林をずっと地形に沿って北西に進んで行きます、途中で何カ所か穴を掘り、写真を撮りながら解説を受けます。
大地の中の気象環境、空気の流れと水の流れ、矢野さんの現場の見方を皆さんすごく真剣に聞いていました。

以前棚田であった場所、少し高くなった地形の一部に大穴が開いていました。
この場所、すごくいい空気感です。
斜面林の幹と枝が垂れて成長した部分と穴が開いて空気が抜けた後の真っ直ぐに伸びた枝の成長の違いが良く分かります。
斜面林の下の方の崩落も無く、落ち葉も均一に地面に落ちています。
呼吸が健全な場所では、落ち葉は均一に落ちるそうです。

地形というのは風と水の彫刻だ、と矢野さんは言います。
風と水は大地が呼吸できるように地形を変えていく。
地面が崩落し穴が開いて呼吸ができるようになった場所、その地形をそのまま活かして、土地利用していきましょう、と矢野さん。
現代土木のやり方なら全部平らにしてしまうんでしょうね。
人間中心の土木から自然と共生する土木へと、舵を切っていかないといけない時代になってます。

そのもう一段上の場所、ここも棚田だったとの事です。
さらに上に池があるはずなのですが、今回はそこまで行けませんでした。おそらく大雨の時に池が溢れたのだと思います。鉄砲水で地形がえぐられ、深い谷地形になっていました。
地図では池のさらに上に太陽光発電の大きな施設があります。
その施設が固めてしまった空気と水の流れを改善する為に深い谷地形ができたのではないか(これは僕の推測です)と思います。
ここの地形もこのまま活かすとの事です。
時間的にここで調査は終了となりました。

矢野さんはこの規模の大地の再生は加速度的に勢いをつけてやって行きましょう、と言っていました。
次回からは重機を入れての作業になるかも知れません。

ともあれ、参加してくださった方々は真剣に、楽しんで、目をキラキラさせていました。
次回からも必ず参加します!と何人も言ってくださり、とても嬉しいです。
今回は建物もなく、照明設備もなく日暮れが迫っていたこともあり、恒例の自己紹介コーナーがとれなかったのが残念でしたが、次回からはちょっと工夫してそういう時間も取っていきたいと思います。

今後、この里山がどう再生して行くのか、本当に楽しみです。


そして、また新たに淡路島で大地の再生講座が来年からスタートするかも知れません。
詳細はまた後ほど。楽しみにしててください。
(の)

風の草刈り図解

手書きでお見苦しいですがすみません。
あとで書き直したり、だれか書き直してくださってもかまいません。
とりあえず、風の草刈りについてお伝えしたく、
あとはみなさん実践!してみてください



どこまで揺れてるか、わからない時は揺する。(逆に、悪天候のときは観察にうってつけ)




笹だけは、ちょっと強剪定のかんじで

2つ上の図③つまり地際で刈るのは刈り過ぎ、
風の仕事ではなく水の仕事になる。
風で揺れているところで刈ると自然をちょっと手助けでき、
それぞれの植物が役割を全うして
つぎの世代、あらたな植物にバトンを渡せる。

刈りすぎたり、抜いてしまうと、彼らの役割を奪うことになる。



経過を楽しんでください。 (か)

雨だ、実験日和だ!

今朝、雨だったので、今だ〜と実験

アパートの敷地と道路の境
アスファルトがへこんでいるので
水が溜まりやすく、敷地側に芝生が貼ってあるのですが
車の出入りが多くて今までなかなか根着かずでした

でも、おととい矢野さんが実際に木、土、石をブレンドしながら整備しているのを見て
やってみよう!とさっそく実験です。
芝生の端に移植ゴテをガシガシ差し込む、これだけで空気の通りが改善されるそうです。

端の高低差があるところにちょっと穴を掘り、(やわらかいところは、固いところにぶつかるまで掘ってみる)
石と木の枝をブレンド、高いところに積んで、雨や風が流した様に自然を想像しながら手を動かす


before

ガシガシしたところ
after 写真を同じ大きさでないからわかりづらいが、半分くらいのみずたまりに



before

after こちらは、穴を掘ってブレンド、水が低いほうにゆっくり流れました


いつもは、よけいなことするな、とおっしゃるだんなさま
今日はしずかに見守ってくださいました
ありがとん♡


また実験、改良を繰り返します
めざせ、もふもふの芝生! (か)

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