風の剪定


風の剪定をしてきました。
明石市Tさま邸です。

カシの木の生垣。
こんなに小さな場所に、一生懸命に生きてます。
紫カビ病になり、落ち葉掃除や草抜きをする奥さんに、落ち葉も草もそのままにしてくださいね、と言っても、ずっとこのカシの木達は、落ち葉も無く、草もありませんでした。
今回は、奥さんを気にせず、落ち葉も草もそのままにして引き渡し。

ちゃんと丁寧に説明しましたよ。

のこガマとカーブソウだけで、風になって、カシの木と遊びました。(の)

崖崩れの応急処置


奈良県宇陀市、崖崩れ現場です。

先日の台風で家の裏の崖が崩壊しました。
関西支部に調査依頼があり、都市環境サミット、徳昌寺講座を終えた足で、矢野さんにも同行していただいて、崖崩れの調査と、後日の応急処置に行って来ました。

地形落差約20m、幅15m程の規模で斜面が崩壊していました。
上の斜面変換線にはコンクリートの道が風化で壊れ掛けていました。
柿の木の枯れた根を伝い、水が流れて斜面を崩壊させたようです。

土砂は家屋の軒下の柱を倒し、壁で止まりました。
家屋の柱は無事でした。
あと少し、土砂の量が多ければ家屋も危ないところでした。

上の隣家の敷地や西側の大谷の調査もし、大谷の危険性も確認。40年前に大きな土砂災害に見舞われたとの事で、予想では50〜60年前から盛んに行われてきたコンクリート化、アスファルト化の国策が原因で大谷が崩れ、更にコンクリートと暗渠で対策はしたものの、U字溝の配置の問題や劣化、予想以上の水量とそれに耐えきれないチャチなコンクリート擁壁で、大谷も危険性が高いと判断しました。
放置しておけば、大型の台風や活発な前線などがもたらす大雨で大きな土砂災害になる可能性があります。

崩れた土砂に点穴、溝、炭、枝で応急処置。
水と空気の流れが家屋を回避して、下の地形に誘導する処置をします。

滝のように落ちて来る水を枝と点穴でエネルギーを弱め、左右に分散します。
水脈の基本は「分散」です。
「集約」と「分散」これもまた「2極」です。
崖崩れでは集約しすぎると崩壊します。
いかに分散させるかが今回の土砂崩れのキイになると思います。

12月の始めに2日講座で、矢野さんを招いて、空気の視点での「土砂災害対策講座」です。
これは初めてです。
土砂災害現場はかなり難しいし、土砂災害に初めてメスを入れる講座になります。
「どうする土砂災害!」
「こうする土砂災害!」
的な!

土木業者見積もりの300万の擁壁。
「絶対安心とは言えません」と言われたとか。
300万の擁壁なんて、地形落差20mの崖からしたらオモチャみたいなものです。
更に地形を崩すことになります。
考えてみてくださいよ。
砂か土で山を作って、その上から水をジョウロでかけたら「水筋」ができますよね。
その「水筋」を何かで止めたら、その上やその下の地形は崩れますよね。
砂遊びしたことあったり、土をいじって子供時代を過ごした人にはわかります。
大人は間違っても素直に謝れません。
行政や企業の人ならなおさらです。
良かれと思ってやってるのもわかります。
それが間違ってたら、「良いと思ってやりました」的な、小学生の言い訳では済まない事態になるのです。

奈良県宇陀市、以前豊かに栄えたこの集落は数十世帯で構成され、それぞれの家が自然に地形に馴染み、寺を尾根に配置した日本人のつくった美しい集落です。


九州から参加された女性。
住むところと故郷が崩壊したとの事でした。
なんとかしたい、とこの宇陀市に。
大地の再生には初参加でしたが、「多くの学びがありました」とのことで、九州でも、再生や蘇生が始まれば地震にも災害にも負けない環境がつくれると思います。

「草と土で水を止める」

二本の柿の木。
穴が数カ所。
止めれたか、止めれないか。
それぞれの関わった人間の「想い」の結果です。
「環境」と「意識」は連動してます。(の)

さんきゅーさん。


三重県さんきゅーのゆ??
坂道のメンテとミーティング。

この子たちは誰の子ですか?(笑)

さんきゅーです!(の)

京北クラフト出店@あうる京北


京都府が管理する、環境や自然学習など、様々な学びやイベントができる、あうる京北で、年に一度開催されるイベント「京北クラフト」に「大地の再生 関西支部」「一般社団法人 大地の再生講座 結の杜づくり」として出店して来ました。

組み立て式の「やぐら」を貸していただいて、二階建ての出店ブース!
二階では、まりこさんのマッサージも好評でした!

ともちゃんやリリーさん、女性陣がお店の飾り付け、ジャンさんの自給農野菜も並び、めっちゃ可愛いお店になりました。
イベント会場は程よい広さで規模も丁度いい感じで、自然派な人から都会チックな人までいろいろな方々が来てる感じでした。

前回の「大地の再生講座」でビオトープの「入りと出」の「流れの調整」を矢野さんから教わりました。
矢野さんが調整したビオトープは泥が消え、藻が生え、水草も生えてきました。

周辺の草も柔らかい植生が認められます。

この流れには平行してU字側溝が施工されていますが、それでもこのビオトープには命の息づきが再生してきました。

関西支部のホープ、匠くんがユンボで泥をあげてくれました。
「命を育む」重機の使い手です。

今回も、次の日、広島で「大地の再生講座」があり、移動のため、僕は不在でしたが、匠くんと、ともちゃんと、ぜんぜんで2日目のお店番もやってくれました。
「あうる京北ツアー」も4組ほど来てくれて、ずいぶん深い話もできましたし、いろいろな方々とお話しもできて、すごくいい勉強になりました。

ジメジメしていた会場の大地も再生の効果で水がひき、ジメジメが解消されていました。

「水切り」をした大地は表層のグライ化が消え、団粒化も見られました。
また、あうる京北さんからも、年間の草刈りを「関西支部」として受けさせて頂くことが決まり、早速、ジャンさんやたいすけくん達、京北の地域の方々で「風の草刈り」を講座形式でやっていただきました。

皆がやれる事をやる。得意で、楽しい事をやる。
それで「環境」はどんどん「再生」される。
そんな「法人」に「結の杜づくり」がなれればいいのに、と思います。
「楽しい」と「やりがい」が同時に「環境再生」に直結していく、かつてない「法人」。

皆さんのおかげです。

ありがとうございます。(の)

風の草刈り@姫路


「風の草刈り」風が削ぐところで草を刈ると、草は自然の力で削がれたと思い、自らの根を細根に変え、環境に対応できるよう「進化」します。
年に何度か「風の草刈り」をやってると、この場所は強風が定期的に吹く場所なのだと、草が感じ、その環境に対応していくのです。だから草が暴れなくなるのです。

姫路市のこの場所は、海の際の埋め立て地です。
四方をコンクリートで固めて、埋め立てた場所です。
当然詰まってますし、防風林的に植えられた松はかなり痛んでます。
クズの蔦がはびこり、詰まりの表情を見せていました。
去年の夏に一度、風の草刈りに入りましたが、諸事情で1年ぶりにまた風の草刈りに入りました。
去年との変化は、相変わらずクズの蔦が多いですが、アワダチソウが目立つようになってきた事と、ヨモギも多くなってきていること、クローバーの群落もありました。
北側の風通しの悪い場所はヨシ(アシ)が自生しヨシ原のようになっています。
ヨシ原は本来、泥が堆積しやすく、水性生物の格好の住処となり、浄化作用もあります。
天然のヨシ原は分解者のバクテリアが多く生息し、生物濾過の機能を有した、天然の濾過装置だった訳です。
ヨシはまた、葦簀など、生活にも広く利用され、人社会とも深い関わりを持っていました。

この場所は、残念ながらアスファルト道路にU字側溝が施工され、溜り水が腐敗していました。側溝を割りたいくらいです。
そういう場所でもヨシは勢いよく成長して、地下茎を伸ばしています。詰まっているので暴れていますが、このヨシが生息してくれているおかげで、「腐敗」も抑えられ「醗酵」を促進する浄化作用とのせめぎ合いは続いていますが、「腐敗」がそれ以上進まないための役割りを担ってくれています。

「風の草刈り」は草を進化させて、人間と草との共存をしやすくする術です。
環境と戦うのではなく、「共存」する第一歩だとも言えます。
草が「進化」した環境は、そこを管理する人間の意識の進化がもたらされた結果、「共存の環境」が出来上がるのだと思います。
「意識の進化」は「環境の進化」に直接影響して、「共存の環境」を創り出します。
「環境」と「意識」。この今の地球の環境も人間の「意識」が創り出した環境です。
「環境」を変えたければ、自分の「意識」を変える(進化させる)ことです。
自分の「意識」を「進化」させる事ができれば、「環境」は変えられます。
「社会」や人間関係も大きく変えられるきっかけになるかもしれません。「経済」も変えられるかもしれません。
「環境」と「社会」と「経済」は、人間の「意識」次第でいくらでも変化するという事だと言えます。


誰かの意識を変えるのは大変ですが、 「自分の意識を進化させる」事は案外難しい事ではないかもしれません。

この星に住む人間が、皆んなが「意識」を「進化」させることができれば、環境は実はすごく簡単に変えられるのかもしれません。(の)

久々に松


加古郡N様邸です。

秋祭りの神輿が通るので、神様に失礼のないように、松を整えます。
「松を揉む」と松が若返り、神様を迎える準備ができます。

植物と人間は古来からそうやってお祭りごとをしてきました。

植物と動物、陰と陽、光と闇、ミクロとマクロ、太陽と月、水と空気、東西と南北など、全て対の世界です。



「松竹梅」は人間と植物との共生の象徴です。

めでたいですし、エネルギーや食べ物、建築資材にもなります。

それにしても10月なのにめっちゃ暑かった。(の)

一般社団法人 大地の再生講座 結の杜づくり関西支部 三休の湯 再生講座 動画

https://youtu.be/JPipenQ20Tc

蘇生と自立の庭


明石市O様邸です。

実はお友達です。
小学生の息子ともお友達です(笑)
僕のことを「のぶ」と呼び捨てにします(笑)
なかなか、生意気なやつです。

お母さんは、「重ね煮」のプロ。
その他にも、いろいろな自然に寄り添った生き方をされている方です。
お家も天然無垢なんですよ。


今回の依頼は「木を植えてほしい」とのことでした。

つい最近、ご主人が亡くなり、息子と二人、新たな出発。
さらなる飛躍と、ゆるぎない決意で前進するための、家族を守る庭にするための、木の植栽でした。


元々あった木は、アオダモ、モミジ、ヤマボウシ、あと以前植えさせてもらったミツバツツジ、草花いろいろ。

今回植えたのは、シャリンバイ、アセビ、シラカシ、ユズ、キンカン、キンモクセイ、トキワマンサク、ギンバイカ。
固い地面、2トンユンボでも手こずる固さ、
地形造成をして、庭の中に最大1.5m〜2mほどの地形落差をつけて、庭の中に「プチ山岳地帯」を作りました。
ミクロとマクロの世界です。

山地形をぐるりと谷地形で囲み、谷地形の中に点穴を掘り、縦方向に「空気」と「水」の循環ができるように造成しました。
明石川流域なんですよね、豊かな水量です。
水脈も確実です。
固い地面をほぐして、ここは!と思う所に点穴を掘り、それを線で繋げていく。
師匠に教わったように、点を線で結び、線を立体にして行きます。
山岳地帯ができました。

ミニチュアの山岳地帯は雨に削られて川が出き、凸凹にしておいた所に雨が溜まり池や湖ができるでしょう。
仕上げは自然にお任せします。
人と自然が共同作業で作る庭です。

「地球の彫刻」と師匠は教えてくれましたが、風や空気になったつもりで、「空気地形」を作って行きます。
ぶっ飛んだ話しなんですが、マジなんです。


「木のネットワークづくり」これは最近知りましたが、木と木は「会話」してるらしいです。
科学者の方が大学で、科学的発表をされてました。

科学者によると、炭素や栄養、情報などを「交換」してるらしいです。
びっくりですよね。
さらに、親子の関係では、「試練に負けない方法」を「情報」として「交換」してるらしいです!
ネットワークは巨木や大木などの「コア」となる木からクモの巣のようにネットワークを張り巡らし、森全体が一つの生命体のように、繋がって行くようです。


彼らはこの場所の新たな住まい手となって、人間の家族とも上手くやって行ってくれるでしょう。

この場所に住む人間は、いい人たちです。
君たちはラッキーだったね!
農薬もまかれないし、草もむしられない。
それどころか、デコボコも不便な溝もオッケーだって!

ほんと、そうなんですよ。
こんな溝、不便ですよね。
でも、ここに住まう植物のために、人間が譲れるところは、できるだけ譲って、庭でも、自然との共生をして行く!
と、心に決めた人たちです。

友だちながら、あっぱれです。
「心を決めた」と言ってました。
僕も最近「心に決めた」と言いました。

心さえ決まれば、願いのほとんどは叶ったようなものです。
あとは「行動」「実践あるのみ」。
日常化、お願いしますよ。


杜づくり2016冬@京都園部


京都府園部町K様邸です。

今年も押し迫った頃、今年最後の杜づくりです。
お家の前庭という感じにしたいというご依頼です。
もともとは畑だった所を、お母さんが花を植えたりしてはいたものの、なんかいい感じにならなくて、という事でした。
よくある事と言えば、よくある事なんですよね。

本宅は立派な日本家屋と日本庭園です。
繋がりもすごく大切です。風景としても、地形的な役割にしても。

敷地の西側には里山に繋がっています。
良いですよね。こんな環境、なかなかありません。

先ずは既存の植物を整理して、水脈整備と地形造成です。透水管も入れます。

外周にぐるりと横溝を掘ります。炭と透水管を入れ、手づくりの竹串で止めて行きます。



点穴も掘ります。
この縦穴が主に縦方向の空気と水の流れを促して、地下の水道と空気の道をつくって行きます。すると敷地の呼吸が楽になり、動植物が生活し易い環境になります。

空池兼、点穴、製作中です。
竹を組んだ所に表面だけ石を組みました。中は空洞です。

横溝と点穴に竹を差し込んで行きます。水が置くように、空気が置くように。

水で濡らすと石の色がよくわかりますね。いろんな色の石があります。かわいいですね。

植栽部分を少し高めの築山にして、ぐるっと歩けるお散歩コースにします。

今回は山ごとに色分けをしました。
ここは赤のコーナー、ベニバスモモやカラントなど。
山の裾にも小さな水脈をつくります。

ここは黄色のコーナー、キンカン、キンマサキ、ヤマブキなど。
炭を撒いて荒腐葉土をマルチングします。

落ち葉はお家の方が集めてくれました。
お子さんも自分の車で。

ここが一番深い点穴です。重要な所です。溝は石垣が空積みで積まれていますので、天然の横溝として機能してもらいます。
この点穴は掘ってすぐ、水がジワリと湧いて来ました。空気が動き始めた証拠ですね。里山斜面の空気が、この水脈整備したお庭部分から抜けて、ずっと上の方まで、少しづつ環境改善してくれます。

アプローチには炭を撒いて、竹の枝を組むように敷いて、落ち葉をマルチングします。







空池完成。炭と竹の枝を入れました。

落ち葉もたっぷりと。

イチジクも植えましたよ。
ベリー類も植えましたし、ちょっとしたフォレストガーデンになりました。

屏にも馴染んでます。

別の畑から掘ってきたブルーベリーです。青のコーナー。アガパンサスとラベンダーも植わっています。

この黄色の築山と隣の点穴の高低差は約1メートルほどあります。
園部町の割と急峻な山に習って、お庭にも縮小版のような高低差をつけました。 この敷地で1メートルの落差は自然地形にするとかなり急峻な地形です。

ヒメイワダレソウをグラウンドカバーに植えました。春から夏にかけて小さなかわいい花をつけます。そしてなんと、芝生のように踏んで歩いても大丈夫なんです。







完成です。
庭木は割と小さめの苗木を植えました。3〜5年でその場所に馴染むように成長して、ちょうどいい感じになると思います。

馴染んでますね。







今回、お施主様が農家さんでしたので、空気や水の事も割とすんなり理解していただけたようで、完成した時は大変喜んでいただきました。
お昼に毎日お味噌汁を出していただいたり、寒かったので大変有り難かったです。
記念写真も一緒に撮らせていただきました。もしよかったら送ってくださいね。西側の里山の水脈整備の仕方などを説明してお引き渡しです。
ご縁があれば大地の再生講座で里山の杜づくりもできたら良いですね。
お世話になりました。ありがとうございました。これからよろしくお願いします。(の)

植栽@明石市


明石市I様邸です。

ハナミズキとポートワインを植栽させていただきました。

粘土地だったので浅植えにしました。
粘土地は空気が入ると団粒化して、とても肥沃な土になります。

空気を入れるための横溝と点穴も施工。

刈り草をマルチに。

バッチリです!
(の)

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