新年のご挨拶と今年の展望 希望の一筆

2016年、あけましておめでとうございます。

昨年はいろいろな方々との出会いがあり、親交も深められた年になりました。
ありがとうございました。
今年もよろしくお願いいたします。

昨年は自分がしてきた自然と共存する庭づくりの仕事が大きく深まり、広がり、繋がった年になりました。

庭に対して同じ気持ちで取り組みをしている造園仲間たちで立ち上げた「みどりもの協働組合」の活動。
杜の園芸、矢野智徳さんの手法を取り入れた通気水脈整備の実践。
大地の再生講座でのみなさんとの出会い。
「大地の再生関西支部」の立ち上げ。
「まち杜の環」の立ち上げ。

造園という形で環境整備に関わっていく、だいたいのベースが出来上がったように思います。

「大地の再生関西支部」では今年、10回編成での、造園業者向けのプロ講座を矢野智徳さんを講師に迎えて開催していく事となりました。
生業として環境整備をしていくためのプロ講座です。

「まち杜の環」では通気水脈整備や落ち葉を大地に返す運動など、いろいろなワークショップを今年は開催していきます。
街路樹サミットin大阪、などの企画もあったり楽しみです。

「みどりもの協働組合」では造園業者以外の方々の参画も増え、農業、建築業など、様々な分野に波及して行っています。

これだけの大きな動きになってきて、学ぶ事もやる事も増え、物事も飛ぶように進んでいくのかと思うと、大丈夫かな?付いて行けるかな?と、心配になったりしますが、なんとか振り落とされないように頑張りたいと思います。

新年は、東京立川市で開催された街路樹サミットに参加し、東西の造園仲間と懇親会をし、その足で師匠へのご挨拶に山梨にお伺いしました。

「呑んべえの栗熊さんに」と言って、師匠から最高の日本酒をいただいてしまい、お心遣いに大変恐縮してしまいました。

ゆっくりとお酒を飲みながら、犬の事や野生動物の話しや、もののけ姫の話しなど、リラックスした雰囲気で夜更けまでお話しさせていただいて、おかげでプロ講座をどうするとか、内容をどうするなどの緊迫した話しにはならず、報告をお待ちいただいている方には申し訳ありませんが、たいした報告はできそうにありません。

毎日、真剣勝負で仕事してるので、リラックスしてる時はあまり緊迫した話しは不適当かなと思いました。
でも話の中で矢野さんは「通気水脈整備の事は爆弾のようなものです。その爆弾を渡そうとしてるようなものです」と言ってました。

その事を帰りの車の中でゆっくり考えました。

命に関わる事をしようとしてる。
いろんな意味で。
覚悟と勇気がいる。
そう、深く思いました。

また「僕に聞かなくても自然に聞けばいい。自然は何も言わないけど、ちゃんと表情にして見せてくれる」とも。

五感で感じてください、とよく矢野さんは言われますが、その五感をもっと磨いて、自分の言葉で話しが出来るようにならないと、復習会くらいなら出来るかもしれないけど、とても再生講座なんて出来ないなと思いました。

とにかく、1人では何もできない。みなさんと「結の体制」で望まないと、とてもこの大きな動きに対処出来ない。
そう思いました。

ですので、みなさん、今年もどうぞよろしくお願いします。

普段はそれぞれ独立採算でそれぞれの事業に携わり、今後もそれは変わらないのだろうけれども、「環境改善」という大きなキーワードが出てきた時には造園も農業も建築も食も教育も、とにかく全部の衣食住のことから切り離せないだろうし、「SNSなんかではなく生で話して草の根的に」これも矢野さんの言葉ですが、「結の体制」でないと、とても乗り切れない。
そう思います。

矢野さんはそれを1人でやってきたのかと思うと本当に「爆弾だ」と言ってる事がよくわかるような気がします。

長くなってしまいました。
希望の一筆、でしたね。

「呼吸をしてる間はまだ間に合う」
「枯れてしまったと思っても環境が整えば植物は再生する」
「枯れ木にも役目がある」
「挿し芽ができるのは空気と水が通っているから」

酔っ払いながらお話ししてて、今思い出すことのできる語録です。
また思い出したらいいます。

じゃあもう一回(笑)

今年もどうぞよろしくお願いします!
(の)

お庭のお手入れで途方にくれている人に



せっかくお庭のある家に住んでも毎日がどんどん過ぎて行く。
仕事も家事も、子育ても盛りだくさんでやりたいことも沢山ある。

お庭にだってあれもこれも植えたいのに
時間がない、雑草だけが育っていく!

そんな風に思っている人は、実はたくさんいるかもしれません。

けれど、そんな時にあえておすすめするのは、

ただただお庭に出ること。

ちょっと深呼吸しに、気分転換に
夜でも昼でもいいです。
大切なあなたのお庭にただ関わるだけでいいのです。

すると、見えてくること、聞こえてくることがたくさんあります。 (か)
 

矢野さんとダーチャ関西となかまたち

今回も矢野語録満載、そしてはじめてお話しを聞いた時と同じく
足元の大切なことを大切に丁寧に、としきりにおっしゃってました

実際にいろんな作業や土壌の様子を見ながらの説明は、ほんとにたっぷり
歩きながら、触りながら、見ながら、五感を総動員してみんな矢野さんから吸収しようとする

わたしの感想うんぬんより
書き留めて来たコトバを忘備録として載せておきますので
感じ取っていただければ幸いです◎

獣害がなぜ起きるか、山の中の生態系を人間が変えてしまった
獣害ということばも人間の都合だよ
里山づくりは、いかに人間目線を捨て、人がやりたいことを一歩譲るのが基本
人間以外のすべての動物は、自然の水と空気に順応しているのに
人間はやらない
昔の里山は、人間と動物がお互いに侵さないエリアがあって棲み分けができていた

生態系はやわではない、1つなくなってもカバーする脇役がたくさんいる

☆自然が起こした災害は、じつはもどすのは簡単
 人間がおこしたものはもどすのに時間がかかる
☆土砂崩れなども自然がどのように流木や泥、石を置いていったか、良く見てから修復する

人間はいきすぎてしまう、やりすぎてしまう生き物のようです
そのはやる心をぐっとおさえて自然と対話してください

里山の再生は木と土と石の関係を整えることによって水と空気の通り道を風通しをよくしてあげる
石垣のところで、石の際に低灌木を植えると木の根が土の通り道を作る

現代の土木は、土と木から離れている、水と空気の流れをつくるには木のマジックが必要

百行(百の行い)は一聞にしかず、百回やって見えてくる、百見と百行、急がば回れ
現代社会はうさぎ、かめはゆっくり、でもかめなりに急いでいる、自然はゆっくり急いで付き合う
ハンドルを90℃切るには、現代の土木はかけはなれすぎている、造園の視点が必須
足元をみつめて、足元の大事なことをていねいに
ミクロの世界、家の周り、畑仕事、庭のことを丁寧に大切にやっていったら
マクロの世界、里山は拡大版だから対応できる
重機を扱う人はまずは移植ゴテを極めて
迷ったら、移植ゴテに立ち返る

・溝のつくりかた いくつもの段差をつくりながら、受け止めることころをつくり、じょじょに誘導
・小川などを整備して水の流れがちょうど良くなったかは、音と、流れる早さで確認
大地の呼吸を取り戻してあげる
「つまり」は人間の血管といっしょで、指で押さえたら、流れが滞ったり、動脈硬化と一緒で
呼吸させて風通しをよくする
☆溝をつくったり、穴を掘る時に大地を傷つけているという視点、自覚を持てるかが分かれ目

現代土木は昔と比べ物にならない圧がかけられている、ダム、ブロック塀、ベタ基礎、コンクリートの様々
できあがって動かせない構造物があるなかでも
土と石と木の粒の大きさを見て、比率のかみ合いを大事にすれば、できること、対策はたくさん
水路や溝に木を咬ませて下駄をはかせると空気と水の通り道ができる
☆水の流れを整えるのは下流から

足元のことを大切に
自然をどれだけ大事にみれるか、人間目線を捨てる
これができるひとが増えるだけで世の中は変わる

●古民家、建物の内部環境(湿気)を改善するためにやること

家の周辺の水脈を整える
横に蛇行、縦に蛇行する水脈が根っこから絡み合っていく
地形に沿って水脈を見て行く
あとはやるだけ
やりすぎたらふさぐ、とどこおったら通す
わからない時は時間を置く

土地が何年前にできたかを、掘ったときの木の根っこの状態などから見る
土を足したか、砕石をしたか、元あった溝がうまっているかなどを調べるときは敷地の何カ所か掘る
地面にどんな植物が生えているか、ほこりっぽいか、水たまり、泥が停滞してるかなどよく見る
新しい古いにかかわらず建物の表情も観察する
呼吸できていると建物は悲しそうな表情をしない、水脈を整えたら、家の中に入る湿気や風の流れ、呼び込み具合も変わる

☆剪定枝などで土をつくるときも地球に負荷をかけないやりかたで
 自然はチッパーなど使わず、木一本を土に変える
 作った土の中に、根っこについてる菌や枝の部分などバランスよく入っていることが大事

短く、見る回数を多くする、日常的にかかわる
季節という有機的なスパンをつかむには、ひとつの季節は3ヵ月しかない、そこに最低2つのコマは手に入れたい
つまり、2回は同じ場所に立つ

現代の土木は直線で作ってしまうから、流れが滞る

火を燃やすと空気の流れを知ることができる

☆棚田の石垣が崩れているところで、直した方がいいかという質問に
  →斜面や端に低灌木、中灌木の木を植え、根で支えてやる、植物の方が早い
  わざわざ、よそから石を運ぶ必要はない


水も風も渦流
回転しながら動いている

溝を掘ったら、出た土を雨の視点で洗い流すように戻していく=同じじようにはもどらず、雨がどう流れるか探る

やったら、植物も水脈も地形自身も反応してくる

これからは「結い(ゆい)」がいちばん大事

のこがま、草刈り機のロープが風の動きをする

●これからのダーチャの活動にアドバイス
火が燃え上がっていくまでの忍耐的な持続
負の要素が火を消すから、消えないように大事にしていくには忍耐
ジレンマとつきあって90℃ハンドルを切る

百姓という風土産業
手作業は五感の原点


分母は大地 大地なくしては、地球の多様性はありえない
分子は生き物であり、自然であり、多様な切り口がある

移植ゴテは大地の改善
のこがまは地上部の改善

体ひとつあれば、人間は本来自信を持って生きて行ける
本当は守るより、進む力を持っている
今色んな意味で眠っていたDNAが呼び覚まされ目覚めてきている
みんな、人を変えるのでなく自分が変わらなければと気づいている
こころの中が奪えないのと一緒で
まさにそれは草と根の動きであり、だから草の根運動
草と根の動きは命の動き方の最先端

☆(地震の時に)矢野さんは栃木から東京に帰る道中
人間の世界だけがざわついて、さわがしいことに気づいた
自然界や動物は変わらない、いつもどおり
→そのことばを受けて、高草洋子さんが
江戸時代は大火で焼けだされても、落ち込まず
燃えずに残った障子で部屋をつくり、酒盛りをしてたのしく、明るくたくましい生き方だった
裸一貫で生きて行けるたくましさや知恵をつけたい/

自然が7割、教育に介在していると、子育てはうまくいく

ダーチャプロジェクトであれ、パーマカルチャーであれ、大地の比率を見て、日本の風土にかみ合っているか見る
そして風土にあったものを作って行く

無音の声と対話することを重ねれば、扉が開かれる

鹿の柵をつくるべきかという質問に
ゲリラと一緒、遮断するだけでは、なんの解決にもならない
まず、敷地にいったん受け入れる、どのように動いているかみる
なにを求めて、何が不満かを探る
里山に足りないもの、住み分ける方法が見えてくる

冬の大地は眠っている状態
眠っているときに地面を整えてあげるとよい睡眠が自然治癒力をあげる
春や夏からでは遅い。草の立ち上がりが全然違う

杉林の日当りが遮断されたり、風通しの悪いところではツタ類がはびこる
水流を本来の流れに戻してあげるだけで周りの大地も動かされ、細い根が生えれるようになり植物も変わる

ざっと、書き留めてあることだけ移しました

とにかく矢野さんは公平な位置に常にいる
まっすぐな話し方に引きつけられてひとが集まる
わたしも性別を超えてあんな人になりたいなあ、とお会いするたびに思います

●矢野さんについて知りたいかた(検索結果にジャンプ)
http://ttp://www.google.co.jp/search?client=safari&rls=en&q=矢野智徳&ie=UTF-8&oe=UTF-8&gfe_rd=cr&ei=QzfSVNWaFOeN8QfsuYCYAg

●高草さんのダーチャプロジェクト
http://dacha-support.com/

 
どうか、一人でも多くの方が矢野さんとお会いするチャンスがありますように (か)







 

動物性的感覚での庭づくりへの警鐘と人間性的感覚の庭づくり2015冬

あけましておめでとうございます。

昨年はいろいろな出会いがあり、いろいろな事柄が進展し、形になった年でした。
まだまだ仕事はたくさん残っていますが、本年も挑戦成長の年にしていきたいと思っています。
今年もよろしくお願いします。


さて、本年の最初のブログは私的雑感の記事で始めさせていただきたいと思います。

動物性的感覚での庭づくり、

これはどういう事かというと、動物性の特徴として目先の利害にとらわれ、理性が働かない、こういう事をすればこういう結果になるよ、という道理が分からず、正邪、善悪の判断に迷い、目先の利害に従って行動してしまう、という特徴があると思います。
自分が生きるためには他者をも害する弱肉強食の生存競争に終始しています。

人間も動物ですので、同じ感覚を持っています。
戦争をおこしたりするのもそういう感覚があるからだと思います。

身近な事柄でいうと、害虫(人間にとって不快であったり、利益を害する虫)を全滅すべく殺虫剤を大量に散布する、などの行為がそれにあたると思います。

ネオニコチノイド系の農薬による環境破壊が懸念されたり、年間30万トンもの農薬が国内で使用されていて、その農薬による健康被害(化学物質による過敏症や抗生物質の使いすぎによる抵抗性を持つ菌類などによる健康被害など)が問題になっています。

こういう事をすればこういう結果になるよ、という事を考えたり、正邪、善悪の判断に迷わないのが人間が動物より優れた特徴とも言えますね。

しかし、現代の庭デザイン、管理の仕方は「動物性的感覚による庭づくり」が当たり前になってしまっていると思います。

緑化率の極端に少ない住宅地、緑化したとしても、モノカルチャーに傾倒した植栽設計など、生物多様性を真っ向から否定した庭づくりになってしまっています。
人間だけが快適な庭づくりの方法は、森とのつながりを断絶し、生態系を壊し、それを続けた先に何が起こるのかをかえりみない庭づくりの方法だと思います。

家は人間の「巣」ですから室内からは他の生物を排したいと思うのは当然のことだと思います。
一方、庭は他者(動植物も含めて)と共有する部分がたくさんあると思います。
景観や周辺地域に及ぼす環境の影響、生態系維持など、自分のものでありながら、実は影響多大なるみんなのものという捉え方もできると思います。

そういう観点から庭づくりを考えると、「人間性的感覚による庭づくり」がすごく大切なのではないかと思います。
共存、共生、多様性。
生態系維持による農薬を使わない管理、また、生態系維持ができる植栽デザインなどが「人間性的感覚による庭づくり」なのではないかと思います。
他を思いやる感覚、全体を把握してその先の結果を想像した環境づくり。

今年も少しでも前進していきたいと思います。
今年もよろしくお願いします。
(の)



うんことお庭 2014冬

土はうんこと落ち葉と枯れ草と動物遺骸、植物遺骸でできています。

虫のうんこ、獣のうんこ、鳥のうんこ。ミミズのうんこ、アリのうんこ、ゴキブリのうんこ、夏の間のセミのおしっこ、蛾や蝶々やカマキリや蜘蛛のうんこ。
数え上げたらキリがありません。

世界中の人間の重さより、世界中のアリの重さの方が重いといいます。
アリだけで人間より重いんですから全部の虫を合わせたらとんでもない数の虫がいることになります。
虫の星地球!って感じです。
それに加えて鳥や動物のうんこが世界中で日々地面にう〜ん!って感じで。

考えてみると世界はうんこだらけ、です。
海も魚やカニが大量のうんこをしています。
その海水で僕らの塩を作りますね。

大切なのはうんこをしてもそれを分解してくれる微生物がいるかどうかなんです。
微生物がいなければ本当に世界中はうんこだらけになってしまいます。

どこからともなく落ちてくる落ち葉と、うんこ。
そんなこんなが混ざり合い、土になっていきます。

さらに、健康な食生活を送っている方は自分のうんこも網かなんかで拾って、庭に薄く広げて撒いてみてください。
人間の1日のうんこの量は平均だいたい200gくらいだそうです。
同量の腐葉土などを混ぜてあげれば分解も早くなります。

水洗トイレが当たり前の現代ですが、本当のことを言うと、人糞が肥料としてはいちばん手軽でお金もかからない天然の肥料です。
例えばエコな江戸時代なんかは人糞は回収の人が買ってくれてました。武士のうんこなんかは高く売れたということですが、僕なら質素な食生活の庶民のうんこの方がいいんじゃないかと思います。
うんこ、流してしまうなんてもったいないですよ。
薄く広げて撒くか、庭に穴を掘って埋めましょうね。
そして観察してみてください。
先ずは小さな虫がうんこを小さく分けて運びます。
その後土の中で発酵して堆肥になります。
堆肥は土の中のバクテリアが分解します。
それではじめて植物のご飯になります。
腐葉土を買ってきたり、化学肥料を買ってきたりしなくていいんです。
今の時期はそこら中に落ち葉が落ちてます。
アスファルトが混ざってても構いません。アスファルトは毒ではなく油です。
アスファルトの道に落ちてる落ち葉も集めてお庭に撒きましょう。

大きな木が一本あれば、その木の茂る範囲の倍の土を養えます。
落ち葉もそのまま、枯れ枝もそのまま。
落ちてきたものはそのまま地面に置いておきましょうね。

落ち葉が落ちるこの季節、ぜひ落ち葉とうんこは捨てないでお庭に入れてあげましょう。

っていうか全部のうんこを掃除するのはムリですよね。
(の)

矢野智徳さんの大地の再生講座に参加してきました!


ワークショップの場所は滋賀県のとあるお寺さん。

こちらは、ちょうど観光でお寺さんに来てた皆様


宮大工さんの匠の技が光ってます。


境内もかなり広いですよ。

ロケットストーブです。現役です、美味しいお茶をいただきました。

初日の座学が始まりました。

土の中の気象条件の事、気脈、水脈の事、外部からの太陽光など、土の中はそうなってるんや!という面白いお話しにどっぷり聞き入ってしまいました。

矢野さんも坦々と土の中の気象条件についてお話しされます。


それから外に出て実際の庭を見ながらのワークショップです、

表層の水の流れの事を教えていただきました。

水の流れたい方向に溝を切ってあげる。

同時に空気の流れも調整してあげる。

お寺の駐車場脇の大穴です。
この穴のおかげで水溜りだった駐車場の水はけを改善し、さらに付近の高木にとっても呼吸しやすい、水が淀まない環境を整えてあげられます。

そしてお寺の庫裡の犬走りのワークショップ。

コンクリートで固めるのではなく、土間で仕上げていきます。


この土間、空気と水を循環させ、土間にもコケ類や雑草などか生えてくるというまさに夢の土間でした。

今日の作業終了。
ご飯を食べて、温泉にも入り、寝る前のひとときの団欒です。
北海道の斎藤牧場さんのお話しすごく面白かったです。手作業のおじいさんと牛が協力して牧場を作っていくお話しでした。
ビール飲みながら皆んな輪になって夜遅くまで話に花が咲きました。
 

昨夜酔っ払って境内の階段から転げ落ちたのもご愛嬌

お尻は痛いですが、

お寺の本堂で寝袋で一泊。
朝ごはんは若杉ばあちゃんの流れをくむ、酒井さんの自然で美味しいご飯とお味噌汁。
美味しかった〜!

皆で一緒にいただきます。

 




朝食のあとは、風の草刈りのワークショップ。

普通の草刈りではないですよ。
風の草刈りなんです。
雑草の根を安定させて、コンパクトに維持管理する刈り方です。
本当に素晴らしい技術だと思います。
雑草を管理することで、周辺の高木にも水の通り、空気の流れができ相対効果として、周辺の高木も良くなるという草刈りでした。

 



そして今日も庫裡の周りの犬走り、土間打ちで仕上げていきます。

配合具合、施工法などを学び、充実したワークショップでした。
ちなみにこの土間からは苔や雑草が生えてくるとの事、縁の下の空気のと水の流れを調整し、さらに外の地面とも水脈、気脈をつなげていける、素晴らしい土間でした。

写真撮って良かったのかどうか、
お墓の写真です。
かわいい山苔の覆われたお墓なんて初めてみましたよ。
かわいいですね。

それから土間の材料の説明。


土間打ち体験。
アバウトな仕上げがポイントらしいです。
アバタから植物が生えてくるのが楽しみです!

矢野さんはずっと働いてらっしゃいました。職人さんです。
机上の人ではない、現場にしっかり出てらっしゃる方のお話は本当心に残ります。
一昨日、今日とたくさんのことを学びました。
今後の僕の仕事にも多大な影響を与えてくださいました。

ありがとうございました!
またぜひ講座に行かせていただきます!
(の)

人間中心ではない生命の尊厳と共生に基づく庭づくり2014秋

1960年代半ば頃まで、人類は庶民も専門家も含め、自然に対して、途方もなく大きな寛容力を持っていると勘違いしていました。
自然は簡単に破壊できることがわかってきましたね。
「ガラスの地球」と言われだしたのはここ最近の話しです。

現代は温暖化による気候変動、生態系の破壊や重機による森林やジャングルの破壊。
大気汚染、土壌汚染、海洋汚染。
様々な自然破壊が進行して、このままの人間中心の開発を続けて行くと、いずれ人間も他の生物も住めない星になってしまうと、最近やっと気付き始めました。

庭づくりもそういう環境を考慮したデザインが求められている時代かと思います。

庭づくりだからこそ、かも知れません。

お庭はいちばん身近な自然です。

庭の木が一本、健康に育つには様々な他の生命との共生がなければ成り立ちません。
ケムシを食べてくれるケムシの天敵、落ち葉を植物の食べ物にしてくれるバクテリアや細菌類など、生命は他の生命と上手く共生しているから健康に育って行けます。

化学肥料や農薬では健康は保てません。

人間もそうですよね。
様々な生命との共生の上に健康に暮らせる身体や心づくりをしています。
サプリメントや薬だけで生きてる人は居ないと思います。

では健康な環境、ここでは健康なお庭をどうやったら作れるのか、それが問題です。
小さな自然、お庭。

いくら小さくても木は一本では健康になれません。
まして、人間だけが都合のいいガーデンデザインをすると、農薬や化学肥料に頼らなければいけない不健康なお庭が出来てしまいます。

害虫や病気の大量発生などは、そうした人間だけが都合のいいデザインの結果です。
他の生命との共生、人間中心ではない生命の尊厳が今の庭づくりにも大切なのではないでしょうか。

雑草を絶やしたモノカルチャーのグラウンドには多様な生物が生存できません。
生物多様性は小さなお庭にこそ必要だと思います。

小さくて弱いから皆んな一緒に育って丈夫になって行けるのです。

生命の源、土の健康をいちばんに考える必要があります。
健康な土とは、生命が沢山住んでいる土です。
分解者、バクテリアや細菌類、ゲジゲジやダンゴムシ、アリやゴキブリなど、
まず分解者が多様に暮らせる土壌が健康なお庭づくりには欠かせません。

分解者が居ない土壌は砂漠と一緒です。
生命の健康は様々な生命との共生に基づいています。
生命の息遣いの無いところには豊かな自然は存在しません。

農薬や化学肥料を多用したお庭の管理は土壌のバクテリアや細菌類を死滅させ、
分解者の昆虫も死滅させます。
結果、病害虫が大量発生し、農薬や化学肥料を使うという悪循環になります。

農薬や化学肥料は当然、そこに住む人間にも悪影響を及ぼします。
化学物質に長期間曝露すると、化学物質過敏症などの健康被害が発生します。

農薬は人間にとっても毒ですし、化学肥料はバクテリアや細菌類にも悪影響を及ぼします。

自然との共生、
それを可能にするガーデンデザイン。

それが今の庭づくりには必要なのではないかと考えます。
(の)


グリーンパーキングについて2014夏

都市部、あるいは住宅地の駐車場を全て緑化できれば・・・。
僕の夢の一つです。
森へと繋がる街づくり。

近年の普通の新築一戸建てはお庭と呼べるスペースがあまりありません。
アプローチと1台か2台分の駐車場と建物の周りの犬走り、それが近年の普通の新築一戸建ての緑化可能なスペースになってきています。

その中でも、とりわけ面積の広い場所が駐車場です。
このスペースを緑化できれば、お家にもフレッシュエアーを取り入れられるし、もしも街ぐるみで駐車場緑化に取り組めば、都市部のヒートアイランド現象も和らげられると考えています。

年々問題になっている地球温暖化、その原因は様々ですが、一つには都市部の緑化率の低さがあげられると思います。

個人でできることは少ししかありませんが、その少しの事を皆がやれば、街は大きく変わると思ってます。


じゃあ実際にどういう風に駐車場緑化をしたら良いの?ということになってきますね。

土木屋さんや建築屋さんは駐車場はコンクリートか砂利敷きにしておかないと、雨の日土が跳ねるし、タイヤが乗るところは凹んできたりする、と言われると思います。

土木屋さんにとっては、コンクリートや砂利敷きにすると工事費がもらえます。
土のままでいいと言った場合は何もしないので売り上げには繋がりません。
そんな理由も手伝って、土木屋さんは駐車場を舗装したがります。

確かに土は凹んだり、雨で跳ねたりしますが、それは剥き出しの土の場合です。
駐車場を地表植物で植栽できると、根っこや茎が網の目のように地表に広がり、土の凹みを和らげらげますし、土もあまり跳ねません。
タイヤが乗るところは流石に植物は育ちにくいので、タイヤが乗るところだけ、レンガや枕木などで舗装してあげれば、見た目にも楽しいグリーンパーキングができます。

その際、舗装部分に基礎砕石など、施工しがちですが、土の上に直接石やレンガ、枕木などを置いてやることをお勧めします。
基礎砕石は生態系の底辺の破壊、分断をしてしまいます。
小さなお庭だからこそ、底辺の生態系(生産者と分解者、地中のバクテリアや細菌類)の保護を大切にしたいです。

ちなみに、うちの事務所の駐車場は全面(タイヤが乗るところも)土ですが、タイヤで踏み固められているので凹みません。
構造的には土だけでも何も問題ないのです。

問題なのは「土のところには車は停められない」という意識の刷り込みなのではないでしょうか。

最近はそうした温暖化対策などで、グリーンパーキングも積極的に都市部で取り入れられています。
グリーンパーキング用の植栽可能なインターロッキングやプラスチック性のグリーンパーキング用資材も販売されています。
何かと不安だ、という方はそういう資材を使って見るのもいいかも知れませんね。

うちでは基本、駐車場は地表植物で植栽すれば大丈夫と考えています。
地表植物選びは重要ですが。

駐車場を緑化する。
それも、生態系を考慮した駐車場緑化。

これから新築のお庭づくりや外構をお考えの方は、コンクリートにしてしまっていいのかな〜、と今一度考えてみられてはいかがでしょう。
(の)

みどりもの協同組合

昨日、三ノ宮のある居酒屋で秘密の会合が開かれました(笑)。

みどりカフェのウチダさんとそのお知り合い、庭のジプシー橋口陽平さん、ヤギ研究家の塚原正也さん、庭園生活あまがえるの木下裕文さん、樹木医の小西朋裕さん、植木卸の若生商店の若生高明さん、リビングソイル研究所の西山雄太さん、もちろんkayagreen栗熊伸明。

「みどりもの協同組合」核となるメンバーは集まりました。
これからどんどん工務店さん、土木工事屋さん、建築士さん、なども巻き込んで、家づくりの常識を覆す、何か新しい住まいづくりの提案をして行けたらいいなと思うし、
どんどん各分野の専門家さん達も参加していただいて、
環境と住む人に優しい家づくり、庭づくり、周辺の環境づくりができて行けばいいなと思います!

大手ハウスメーカーがつくる環境への配慮無視のなんちゃってガーデン。
もうそんなの要りません。

家づくりと庭づくり、個人の一軒家から始まる、みどりものの革命。
そして隣近所に訴えて行く意識の革命。

なかなか楽しみなプロジェクトが動き始めましたよ。
(の)

原発

世界各国で原発が新たに建設されてますね。

放射性廃棄物を何処にすてるんですか?
国内ではまかないきれないので、
国境を超えた放射性廃棄物処理場を作ろうとしてますね。

でもそれには莫大な費用がかかります。

自分の国で出た放射性廃棄物を外国に捨てる。

とんでもない話しだとは思いませんか?

原発がいちばんCO2を出さない、とか言いますけど、
CO2以上に放射性廃棄物の方がリスクが高いのではないですか?

CO2は植物が光合成をして二酸化炭素を固定してくれます。
さらに酸素を供給してくれます。
化石燃料を使ったとしても、
豊かな森があれば出てしまったCO2も植物が酸素にしてくれますよ。

皆さん、身近にある緑を大切に!
どんな小さい葉っぱでも光合成をして二酸化炭素を固定し、酸素を供給してくれます。
お庭に少しでも植物を植えるスペースがあるなら、ぜひ緑化してみてください!

緑化できるところは全て緑化する!

今、個人でできる、環境保全です。

どうかお願いします!


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